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”フランス・イタリア”リピーターの方へ情報を発信するブログ。

真実を見極める力

Bonjour

現代の教育はーアジア各国に共通することー”暗記”が強調されすぎていると語るのはフィリピンのデ・ラ・サール大学の学長ゴンザレス氏。 確かに日本も暗記していれば大学に入学できるという感が否めない。記憶力も大事ではあるが。どれだけ多くのことを覚えているか・・・が第一条件になっているように思う。 想像力を問う試験なんてほとんどありませんからね。
だから ONLINE授業になると試験ができなくなっちゃうのだ
学長は教えられることの意味が分からないままに暗記するー無意味。暗記教育を変えていかなくてはいけないとも。数字、事実関係などを単に暗記するのではなく、物事を評価し、判断する思考力とセンスを培っていく必要があると
本当にそう思います。

私が留学したフランスでは 常に イマジネ イマジネ と授業中言われた。考えてみろ 想像しろってことだ。そんな授業を私は日本の学校でうけたことは一度もなかった。それでも私は幸か不幸か、いつも言われるままを受け入れる性格じゃなかったので、つねにどうしてだろうと思って なんで?どうしてそうなるの?と。 だからフランスでの授業は苦痛ではなく 楽しかった。フランスでは私のように自分のわからないことを率直に聞く学生にとても優しい。それに対して なにも言わない(日本人はほとんど何もいわない)学生に対しては厳しい。だから 日本人で自分の頭で考えず 暗記してきた優等生は フランスでは優等生として扱われずやりにくそうだったのをいまでもはっきり覚えている。
それくらい教育というのは人間に影響する。どれだけ日本の教育が 自分の頭で考えることをさせないようにしてきた教育なのか、、、私は身をもって感じさせられた。 私は親にいつも「理屈を言うな 黙ってハイと言え、親に向かって口答えするな」と育てられた。でも私にとっては 口答えではなかった。納得いかないことを聞いただけだった。でもそれを理解されたことはなかった。黙ってハイと言えなんて 私にはとても屈辱的だった。それは今でも変わっていない。きっと親もそう育てられたのだろう。負の連鎖。

ゴンザレス学長は「私は思います。”何が真実で何が嘘なのか” - それを見分ける力を育てる教育へと変革していくべきだと
親の言うことは黙ってハイと言えという教育は 自分で考える力をそぎ落としてしまう。 だから親はどうしてそういうのか どうしてそうしなくてはいけないのかを きちんと説明しないといけないのだ。それが本来の教育。
そうすれば 実は本当に心から親を尊敬することができると私は思う。「問答無用」は力のない人間が振りかざす最後の手段だと私は昔から思っていた。

「真実を見極める力」 それがなければ社会の未来は暗黒。
今回 世界中がコロナで緊張している。そして情報も氾濫している。政治家も学者もいろんなことを言う。その中でだれが本当に国民を想っての発言なのか 「見極めていける力」 が問われている。耳障りであっても それが真実なら受け入れなければならないし、どんなに聞き心地がいいことでもそれが 偽りであれば 敢えて排除していかないといけない。
俺俺詐欺にしても もちろん巧みなやり口であるのは確かだが、何が真実かを見極める力をつけてこれなかった戦後の拝金主義の中で育った世代が多くは被害者となっている。 まずは自分で確かめる という作業が欠落し 言われるままに動く。そういう教育で育てられた人たちの欠陥をついた犯罪なのではと私は思う。

コロナ以上の問題が 今後 発生していくことは避けられない
もし 万が一 日本政府が今後戦争の方に走り始めたら それを言葉たくみに誘導したら 「これから戦争します」とは言わないに決まっている。 その時にに これは 「嘘だ」 真実はこうだ と見極める力があれば 防げるものだと私は信じます。国民が 馬鹿だと 政府の言いなりになる。 親のいうことは黙って聞け という教育と 軍国主義は リンクしている。
「見極める力」 を育てる教育をこれからは期待したい。親を尊敬し親孝行するのと なにも考えず黙って言うことを聞くのとは決して同じではない。親から聞き分けのいい子だと思われてきた子が 後に平気で高齢になった親を見捨てるという話は少なくない。

教育の大切さをひしひしと感じる。NOといえない日本人 きっとアジアの中でもダントツに自分の考えをもたない人種なのではと思う今日この頃。忖度などという言葉が 若い人が使う国なんて危機が迫っていると思うのは私だけだろうか。

Mille Joies Planning
Mieko SATO

安倍首相またまた途中でドロン

Bonjour

昨日飛び込んできた安倍首相の辞任のニュース

取りあえず 長さだけは長く頑張られてお疲れ様でございました 一応 歴代総理で話題となる長さをGETしたことは彼にとって大事なことなのでしょう。そこまでは辞めずに頑張った。すべては自分の名声の為か、、、それが名声になるのかはわかりませんが
確かに彼の能力的には大変なことが、次から次へとやってきて もう手に負えなくなり 精神力がまけてしまって それがもともとの持病を悪化させたということなのではと勝手に思っておりますが。
前のときも持病が悪化で いきなり 辞任した前科があるし、、、ま、こんな幕引きも仕方がないということでしょう。

とはいえ、、、森友問題も うやむやになり、、、拉致問題も中途半端、地方創生もなんだかな、、、憲法改正も達成せず(これはよかった)。 彼がやったことで覚えていること 消費税のUP、マスク配布 それくらい? 覚えているのが。
あの奥様の失態の数々も彼を苦しめたことなのではないでしょうかね。本当にお気の毒、、、ま 夫婦は一緒か

国のTOPとは 命がけで政治をするものなのではないか と私などは思ったりしてますが。それだけのお金と権力を与えられているわけで。 本当に持病の治療が必要で総理を辞任するほどなら 治療に時間をさかないといけない。議員なんて続けられないのではと私は思うのです。鬼と言われるかもしれないけれど、そのくらいの覚悟をもって 総理 っていうのはするもんじゃないのかと。。。思いませんかね、普通。

こういうことになると それまで安倍を指示していたわけでもないのに、 「こんな病気になるほど大変だったのか ゆっくり休んでください」とか 優等生的なコメントする人いるけど、 そういう人って本当に偽善者だと思いますね。一国の首相ですよ、、、首相。たとえ公務中に倒れても それが当たり前であって、そうなったら ご立派と思いますよ。議員が続けられるだけの余力を残し、なんだかこのまま続けたら大変だな~~ と辞任。甘ちゃんとしかいいようがない。 自分の持病を克服するくらいの覚悟でしないで なんで国を変えられるか! それなら もっと早くトットと辞めたら良かったのに 長さだけしか追及できないから ただただ のんべんだらりンと続けた。。。あ~~最悪。 長期政権なんてなんの評価にも値しないです。 自分の体の管理もできない人に国は司れない。国会だって 午後からしか出てこないで、、、何が持病だ!な~~んて 思っている私です

ポスト安倍が騒がれているけれど、、、命がけで政治に取り組む人が出てきてくれること期待します。命がけでやっても今はそう簡単には死にませんから。医療が発達しているから。。。。それくらいの気概でやれってことですよ 

あ~~~ もう お育ちのいい ボンボンの 精神力のなければ 頭脳もない人は 議員でも使えない。。。議員もどうぞお辞めになってゆっくりおうちで犬と すて~~きな奥様とと お過ごしくださいませ さようなら。

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オモニ 姜尚中

Bonjour

ずーっと前に話題になった 姜尚中さんのオモニをこのコロナで時間があるのでもう一度読み直しました なぜまた急になのかといえば、、、姜尚中さんが実は数年前に軽井沢に移住したことを聞いて、インターネットでそのことが書かれているところをみて、もう一度 オモニが読みたくなったというわけです。直接 オモニにはつながらないのだけれど、、、もともと興味があったし、韓国人の親しい友人がいるし、、、ってことでしょうか。

オモニというのは 日本語では母です。説明するまでもないですね。姜尚中さんのお母さまへの思いというよりは姜尚中さんのお母さまの人生という感じですね。その中に彼の気持ちなどはもちろん織り交ぜてありますが。。。
素晴らしいお母さまであったと私も思います。優しいとお母さんとか 綺麗なお母さん とかという表現では足りない、綺麗な方のようですし 優しい(ただ言葉だけではない)人だとは思いますが もっともっと それよりも強くたくましい感じがしました。そして何よりも情の深い人だと感じました。
姜尚中さんにとってはとっても大好きな大尊敬するお母さまでしょうが、、、こんなくだりが私はとても腑に落ちました。
抜粋 ですが、
悲しみに打ちひしがれながらも、わたしはどこかで、母(オモニ)という「運命」から解き放たれていくような安堵感も味わっていた。

そしてお母さまの正直さというか、うそのない 格好つけないところがとても好きです。それは姜尚中さんへのお手紙で書かれてたことです。熊本弁でかかれています。(字が書けないので代筆してもらったようです)
どの人にも同じことは、カネが嫌いな人はおらんということたい。カネは、あるにこしたことはなか、でも、カネに汚かこつしちゃいかんけん、困った人がおるなら、カネは使わんと。カネは使わんと、増えんけんね。
というところ。ごもっとも だな と思いました。読み書きができないお母さまだけど、こういう大切な人間のことはきちんと姜尚中さんに教えている立派なお母さまです。どんな有名大学をでても お勉強ができても 人間の心のひだがわからない人は沢山いるなかで、読み書きもできない人がどれだけ苦労して今となったか、、、商売が繁盛するまでの大変さ、韓国人 であることの差別、日本人の酷さ、傲慢さ、、、本当にいろいろ考えさせられました。

韓日の問題はいまだに ごたごたしているけれど、、、隣国は絶対に仲良くしていかないといけないのではといつも思います。日本人はどっかで 自分たちの方が韓国人より 上 みたいな(特に年配者)感情がある。そんなものはないって 平気でいう人ほどあるのです。
私は自分が海外で差別された経験があるので(もちろんそんなにたいした差別じゃないです。でもされた方はすぐに感じるものなんです) 母国にしかいたことがないとなかなかわからないでしょうが、、、また旅行だけではわからないでしょうが、、、
絶対に潜在的に差別の心は存在しているのです。悲しいかな・・・国だけではなく 差別の心は人間の中に存在するんです。
心からその傲慢な心を乗り越えていけるようになりたいと思います

一つの時代を必死に生きてきた姜尚中さんのお母さまに敬服します

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Mieko SATO

おとなしい国民 日本人

Bonjour

終戦の日を迎えるにあたり毎年戦争関連のTV番組が企画されてます。再放送のものも沢山ありますが、、、たとえば東京裁判、マンゴーの樹の下 はすでに放送され、たまたま夜中で寝る前に見ることができました。日中だったら難しかったけれど。
今年は15日に「太陽の子」という番組がNHK総合で。そこには先日自殺した三浦春馬さんも出演していて なんだか感慨深いです。死にたくなくても 死ななければならなかった青年がどれほどいたか、、、
その撮影に臨んだ人が 自らの生命と絶つとは、、、悲しすぎます

私の年齢であっても戦争は知りません。もう戦争を体験した人たちがどんどん亡くなってきていてその悲惨さ壮絶さをテレビでしか見ることができなくなりつつあります。テレビでもまだやってくれているからいいですが、、、

マンゴーの樹の下でを見た時、本当に自分が戦争を知らずに好きな事をして生きてこれたことに感謝するとともに、戦争を始めた人間たちに怒りがこみあげてきました。そしてその戦争を始めた人間たちに逆らわず 参加していった国民たちにも。戦争は一部の政治家や国家が決めるけど その人達が前線で戦うわけじゃなく 戦うのは国民たち(とりわけ青年)もし国民が全員 反対したら戦争はできない。 国家に逆らう勇気をもてばこれからの戦争は防げるのではないかと 思ったりしました。
今は世界が SNSで繋がれていて若者が結束することもできますから、、、もし間違った方向にいった場合は 勇気をだして NOといえる青年たちであることを希望します。同じ失敗をしないために。

核の問題にしても どうして被爆国の日本国が核廃絶に消極的なのか、、、私にはとても理解ができません

コロナの問題にしても いかに国家のやることが トンチンカンで適切な対策がなされていないか 国民のためと思っている人の意見が全く通らないか、、、 だれのための国なのか わからないことが多々

日本人もそろそろ ただただおとなしい 政府にとってやりやすい国民 でいることを考えなおさないといけない時期にきているのではないかと思います。 国民一人一人が考えて どの政治家が国民のための政治をしようとしているのか、他人事ではなく 政治に参加していかないといけない時になってきたと思います。今回のコロナのことで 学ぶことは大 大 大。

羊1000匹より獅子1匹  一人一人が獅子になれば 怖いものはありませんね

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Mieko SATO


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