Bonsoir

毎日 毎日 コロナの話でだんだん疲れてきて、、、たまに NHKのらじるらじる の聞き逃しを聞いてる話はさせていただきましたが、先日、バレリーナ 森下洋子さんの講演を聞きました

若いときはよく彼女のバレエを見に行きました

ラジオでは生い立ちからバレエとの出会い、バレエをやり続けていくこと、またご両親、おばあさまのことなど。。。知らないことが沢山ありました
広島のご出身で おばあさまは被爆者だったことも彼女の人生に多大なる影響を及ぼしていること。
そのおばあさま、お母さまのポジティブ志向は受け継がれていること。
そして 病弱だったのでバレエを始めたこと。
とても 不器用で何度も練習しないと踊れなかったこと。でも やり続ければ必ずできるようになると体得したこと。
ご両親が 彼女にバレエをさせるために 商売を始めたこと そのために 妹さんとおばあさまのところで育ったこと。
ご両親は お金は出すが 口はださないといって 彼女を自立させたこと。海外からのオファーがあったのに 日本で頑張ると決めたこと。
もう70歳をすぎたから 昔はできたこともできなくなるのは当たり前と受け入れていること。
などなど・・・・
その中で心に残ったのは 彼女のご両親が
お金は出すけど 口は出さない といって まだ幼い彼女を東京に上京させてバレエの道を進ませたこと、です。 彼女もそのことはとても感謝しているようでした。
口をださない うるさいことも言わない ってことは自分がしっかりしないと

って自立せざるをえない。
森下さんは
今の親御さんは 一緒についてきてダメ出ししたり、アドバイスしたりする 黙ってみていればいい。。。これは本当に私も同感です
テクニックを褒められるより バレエをみて 元気になったとか
心に響くバレエを踊ることが大事だと話されていたことが印象的でした。 はっ

としました。 確かに

バレエって すごーくテクニック的に難しいことをやって すごーーーい

と思うダンサーいるけど 必ずしもその踊りで 感動するかというと、そういうダンサーばかりではないのですね。
バレエをやっている人ならだれでも知っている有名な男性ダンサーは 見目形も麗しいし、踊りも素晴らしい でも私は、見目形は麗しいとはいえない(背も高くない 手足も長くない) ダンサーの踊りの方に感動したことを思い出しました。
どうだ こんな難しいステップができるんだ! どうだ こんなに飛べるんだ! どうだ こんなに足があがるんだ! って思いながら踊られたら 見ている方は 確かにすごい とは思うけど 心に響く踊りにはならないことが多いのです。 それは本当にわかる人にはわかってしまうのが怖いところです。バレエだけじゃなく なんか森下さんのお話を聞いていたら 結局どんな仕事も同じなのでは

といきつきました。 不器用で一度ですぐにできない 何度も何度も練習してできるようになる できるようになるまでやる。 そういうバレリーナだから、150センチもない身長で いままで70歳を過ぎても第一線でやってこれたのだと思いました。
日本人でバレリーナとして 国際的に認められたことは本当に素晴らしいことだと思います



同じ 日本人として誇りに思います
Mille Joies Planning

Mieko SATO