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”フランス・イタリア”リピーターの方へ情報を発信するブログ。

姜尚中氏のコラム

Bonjour

紅葉の美しい季節になりました 温泉もいい季節

先日ある新聞に東京大学名誉教授の姜尚中氏の記事がでてました
 新著「母の教え 10年後の”悩む力”」 の中で古希を前にしたからこそ思い出す母の教えがあることが書かれています。
そのお母さまは 「世の中には2通りの人間がいる。情のある人間とない人間だ」 という趣旨のことを繰り返し言っていたとあります。
 そして姜尚中氏は今になって、その言葉の意味がよくわかるとありました。たとえば、思想的には到底理解できないような極右の人がいます。でも話してみると、情がある人がいる。一方で左翼的な人で普段から人権を口に出す人なのに、話してみると意外に情が薄かったりする。 情がある人とは主張が異なっても、人間として通じ合う部分があります。と

読みながらなるほどな~~と
姜尚中氏は言います
言い換えれば共感のことでしょう。相手の苦しみや喜びをともに感じ合う力です。
人間の好き嫌いが激しかった母ですが、お金があるかないかよりも、知識があるかないかよりも、情があるかないかを、人間を見る最後のよりどころにしていました。
情をなおざりにするというのは、人間の身体性を無視するということでしょう。身体で感じたことを大切にし、他者の感情にも共感するという営み、こうしたことから離れて生きれば 結局は、人間そのものが壊れてしまうと思うのです、と。。。

だから いま 壊れている人間がたくさんいるのですね。。納得です

そして最後に姜尚中氏は、、、
「食」は人間に基本的な身体の営みで、家庭や仲間同士で食事を共にしたり、「おいしいね」などと語り合ったりする中で、共感が育まれ、絆が強まります。食を大切にすることが、身体性を大切にし、情のある人間を育むことにつながるともいえるのではないでしょうか。

私もかねてから「食」を大切に考えている一人ですから とてもこの姜尚中氏のコラムを読んでこれからの日本に(世界に)必要なことの一つなのではと思いました。豊かな生活をもとめすぎてお金をかせぐことばかりに目がむけられ(それが幸せと信じ) そのために家族と一緒に食事ができなくなれば そこにいる子供たちが健全に育つはずもなく、、、
姜尚中氏のお母さまの人間をみる判断基準はとても参考になるのではないでしょうか・・・

そろそろ年末の忘年会シーズン。お酒 を飲むだけが忘年会ではありませんから、、、「食」をともにし  共感しあう時間をつくりましょう

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Mieko SATO

友田明美医師

Bonjour

先日、NHKのプロフェッショナルで小児科医の友田明美医師が紹介されていた。ご覧になったら方も多いのではないでしょうか。素晴らしい医師で 本当にこういう医者が沢山ふえてくれたらいいのに と思いながら見ていました

福井の病院にいるこの友田医師は自分の故郷の熊本へ出張へ行ったりとにかく 患者さんを身内のように考えて接していました。彼女がプロフェッショナルとは との問いかけで答えたものとは違うけど、私は彼女をみていて 「プロフェッショナルとは 患者を自分の大事な身内として診る」 と勝手に思ってました。 なぜかといえば、、、彼女の言ったひとこと  「関わったら身内ですよ」 本当に素晴らしい精神です。えばってふんぞり返っている医者たちよくきけ~~~って思いました。

彼女は小児科医なんですけど、うつの子どもや自閉症の子ども、虐待をうけた子どもなどの精神ケアもしている。そんな友田医師が なんども言っていたこと、、、  「親が変れば 子どもは必ず変わる」 


本当に私もそう思います。 子どもに問題があるとしたら それは親に問題があるのです。 それを親が自覚して、親がまず反省し 親がまず子どもを認め 子どもを褒め 子どもを一人の人間として尊敬し 子どもに無償の愛情をかける そうやって親が変ったら 子どもが変わらないはずはないのです。 方程式。

友田医師 もっともっと声を大にして 訴えてください。そうじゃないと せっかくこの世に生をうけた大切な子供たちの人生が悲しいものになりかねません。せっかく親になった親御さんも是非 子どものおかげで成長できることを感謝してもらいたいと切に思います。子どもを産んだらすぐ親になれるのではないのです。親も未熟な人間なのです。
子どもに問題があったら 子どもを攻める前に 是非ご自身をみつめてください。それが解決の道です。ってことがよ~~くわかるプロフェッショナルでした

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「ならぬことはならぬ」 を未来へ

Bonjour

最近 本当に日本のいいところがなくなってきている気がします
電車の中でも 優先席で若い人がゲームしたり 居眠りしていたり(老人が入ってきても 立つ気などさらさらなし)
混んでいるのに足を組んで座る、歩いていてぶつかっても あやまらない、 本当に公衆で気分を悪くすることが多くなっています たまに とても素敵な人に出会ったりすると(お先にどうぞ と道をあけてくれたり) 本当はこういうこと日本は普通にできていた国だったのにな~~と いつしか自分がばーさんになっているのかと思わされたりします。

日本語の乱れも 甚だしく 短くすりゃいいってもんじゃない と思ったり、かと思うと お店でへ~~んな敬語が連発されてたり

行動も乱れれば言語も乱れて 世界から日本が素晴らしい国と言われているが いつまでそういってもらえることか・・・ もとをたどれば どこからか、、、やはり 家庭教育が乱れているのが主なのではないでしょうか。特に母親の意識の低さ。お母さんがきちんと教えているかどうかはかなり大きいのではないかとつくづく思います。今後の日本の課題は人材育成にあると痛切に感じます

今年は明治維新150周年。戊辰150周年ともいいます。人材育成といえば 福島会津が頭に浮かびます。
そう ご存知「ならぬものはならぬ」の精神です。 現代において多少あてはまらな点もありますが、ほとんど通るといっていいです。こんな「ならぬものはならぬ」精神を もう一度日本人が見直していく時になっているのではと思います。
・年長者の言うことにそむいてはならぬ
・年長者にはお辞儀をせねばならぬ
・嘘を言ってはならぬ
・卑怯な振る舞いをしてはならぬ

・弱いものをいじめてはならぬ
・戸外で物を食べてはならぬ
(・戸外で女と言葉を交えてはならぬ)
ならぬことはならぬ
というもの。。。ま 最後のならぬ はちょっと時代的に無理ではありますが、、、他はすべて学んでいかなくてはいけないと私は思います。(特に赤字)
実際 どういう振る舞いが卑怯なのかさえ わからない人が増えている昨今ではありますが、こういう教育を家庭内でできる人が親になってほしいと願うばかりです。

来年は新たな年号を迎えます。だからこそ過去に学ぶ姿勢をもう一度と思いました。

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