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”フランス・イタリア”リピーターの方へ情報を発信するブログ。

日本語

Bonjour

日本語教師を始めて半年以上が経ち、10月期が始まりました。それまでは 週1回のひとクラスでしたが なんとこの10月期からは週2回 同じレベルではありますが ちがうクラスで2クラスで教えています。12月半ばで年内は学校は終わります。そして私も教師歴1年となります 何があっても1年は頑張ると決めて始めたこの仕事。この1年はフランスにもいかず、、、行けず、、、です そんなことをしている余裕などありません。責任もあるし、万が一フランスでなにか事故に巻き込まれたら ほかの先生にご迷惑がかかるし、、、だから1年は専念しようと決めたわけです

そして私が教えた犠牲者の学生も 100人を超えます 100人は犠牲になってもらわないと 一人前の教師になれないと言われて始めた、この日本語教師ですが、100人で一人前なんて 到底なれるものではありません ただ とりあえず そのくらいやらないで 辞めてしまってはやったとは言えないということなのでしょう。昔はなんでも最低3年でしたけど、、、そして あまり同じことを長くしていると 惰性にもなるし 慢心にもなりやすい。。。難しいところですね。
日本語を教えているようで たくさんのことを学ばせていただいているのが現実です。本当にやってみてよかったと思ってます。

日本語教師の資格を取る人はかなりいらっしゃるし、日本語の先生を始める人は結構いるのですが 辞める人もたくさんで、、、常に人が足りない状態のようです 確かに授業までの準備があまりに大変で その割に手元に入るものは少ないので これで生活しようと思っていると難しいわけです。
だから 定年後のちょっとお金に余裕のある方や 他に仕事が持っている人が多いので 教師陣はかなり平均年齢高いです

この10月期から ちがうクラスをもってみて、、、クラスによってとても雰囲気が違ってやりやすいクラス(元気でよく発言する)とやりにくいクラス(静かで発言もあまり積極的でなく わかっているのかわかりにくい) とがあるのだと 最初の時間ですぐに感じました。でも 1か月経ってみて 教師がやりにくいな と思った瞬間 学生たちは教師がそう感じたことを100%受け取るのだと わかりました。そして どうして静かで発言しないのか それは自信もないし、話せない ということだったのだと。。。それをわかろうとする前に あ~~~このクラスは暗いな やりにくいな はっきりしろよって思ってしまった自分を深く深く反省しました  もう一つのクラスと比べていたわけです。なんとかわいそうなことをしてしまったのか、、、本当も申し訳ないと思いました。そう思って 授業に入った瞬間 クラスの雰囲気が変わったのです。
相手じゃない 自分だったんだな~~と だれかと比べられて 心を開くはずもなく もっともっと 物言わぬ学生に寄り添って 心の声を聞いてあげられる教師になりたいと思いました。自分が フランスで話せなくて話せなくて 何言っているが全然わからなくて 苦しんでいたころを思い出し、、、私にはその経験があるはずなのに忘れていたんです。自分だって そうだったのに・・・
11月から また 新たな気持ちで 日本語をともに勉強していきたいと思いました

Mille Joies Planning
Mieko SATO


富士スピードウエイ

Bonjour

10月14日15日と富士スピードウエイで行われた6時間レースにフランスのルマンからプロモーションに来られた、ルマンの観光局長とサルト県の責任者の方のお手伝いで 富士のふもとにおりました
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本当なら 目の前に ど~~~んとが見えるはずなのに、濃霧と雨で 真っ白
寒いわ 雨だわで 最悪でしたが 車のファンはもろともせず たくさんの方がいらしてました。
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TOYOTAとポルシェの戦いでしたが、結局 15日の本戦は すごい悪天候となり、、、17時終了の予定が15時で終わりました。
残念でしたが、天候は仕方ないですね。
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最悪な天候ではありましたが、、、楽しい2日間でした。来年もまたルマンからプロモーションにくるそうです。

2018年6月の24時間耐久レースに是非お越しくださ~~い

Mille Joies Planning
MIEKO SATO


女の一生

Bonjour

確実に陽が短くなっていますね。気がつくと暗くなっているので 秋の夜長を楽しまないとです
先日 いつもご招待いただく岩波ホールから試写会 のお知らせをいただき、この冬公開の 女の一生 を拝見してきました。
モーパッサン原作の女の一生の原題は Une Vie どこにも女性限定の一生と訳す根拠はないように思いますが、、、日本語訳は 女の一生 です。

映画なので 映像の美しさとか音楽とかも大事ですが、、、だいたい舞台がノルマンディーなのであまり光がある映像ではありません。ちょっと暗め かなしげ 哀れ 等々 ネガティブな印象をうける映画だったかな~~と思います。
まだ貴族社会がのこるフランス社会の中で 女性は結婚して家を守っていく 継いでいく 城を護っていくなど ちょっと今では考えらないとところもありです。いまでもフランスは 昔は裕福な貴族だったがいまはそのお城にかけられている固定資産税を払うために いろいろと工夫をして お金を稼がないといけない旧 貴族たちがいることも事実です。そして 成金の人に城を売っていったたくさんの本物の貴族の流れをくむ人達。お城にいま住んでいる人達が みな 貴族なわけではありません 日本がバブルだったとき その類のお金もちが いかにフランスでお城を買いあさっていたことか・・・ そのあと バブルがはじけ結局そのお城は幽霊屋敷になってしまったり、、、売却したり。フランス人の中でもお城に住むのが夢だと思っている人は 結構いるようで。私などは 貧乏育ちなので、、、とてもあんな広いところに住むのは気が進みません。 冬は寒いだろうし、、、庭の手入れは大変だろうし もちろん屋敷の手入れも常にどこかを修理しないといけないし 警備もいれないとだし どんだけお金がないといけないのかと思うわけです

本題本題 この女の一生は 貴族の娘として生まれきた一人の女性が結婚までは幸せにきたのに 結婚 を機にその人生が坂道を転がり下がるように苦労の連続となる。 夫の何度もの裏切り その夫の死(殺害される) 愛情注いてくれた両親の死 破産 そんな中で 唯一愛情を注いできた息子の存在が 愛情をかけても教育をしなかったことで 人間として全うに育たず 財産を食いつぶすはめに。 それでもお金を工面しようとするバカ親ぶり 盲愛とはなんと愚かかを考えさせられる。そしてそれは夫からの愛情を受けられなかったことから始まる。 映画の中で 教会の一人の神父が勧める 「夫の不貞を許すこと うけいれること」 そして その後 さらなる不幸が・・・
次の神父がいう 「真実を言わないことは 神に嘘をつくことだ」 と。そして いわゆる不倫をしていた相手の女性の夫が2人殺害し 自殺する。3人が生命を落とす。真実を語ったために・・・ 真実を言わないこと(思いやりで)が 神を裏切るなんていうことがあっていいのでしょうか 人の生命より 神が大事なのか だとしたらキリスト教の神ってなんでしょうか
本当にそれがキリストの教えなのか? あの神父が間違ってるのではないか など 考えさせられること 多々でした。 

人は 何のために結婚するのか 子供はどう育てないといけないのか。人は幸せになるために生きているはず。。。そのために宗教はあるのです。宗教のために 人間がいるのではない。なんでも神といえば 人間をコントロールできるとしたら恐ろしい。

是非是非 ご興味ある方は 12月9日公開 岩波ホール
足を運んでみてください

Mille joies Planning
Mieko SATO


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Mille Joies

Author:Mille Joies
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      コンシェルジュ 

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