Bonjour

10日ほど前でしたかね、、、NHKで放送されたチョコレートのバイヤーに密着のフランス

ご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。私も極力 情報として知っておかないといけないのでフランス関連の番組はみるようにしてます

フランスの景色をみるだけでも楽しいし・・・

今回は私の大好物のショコラの話だったし、まばたきせずに見てました

木野内美里さんというバイヤーさんだったかな~~~ 私くらいの年齢でしょうかね。ま若い人にはこういう仕事は難しいですから。ある程度の知識、経験、おばさんパワーが必須(若いとなかなか、、、まだ恥じらいがあるし)

彼女が話ていた、日本に紹介されていない美味しいチョコがまだたくさんあるから それを日本に紹介したいと。。。
私のこの一文を聞いて、半分は賛成 そして半分は大反対 と思った人間の一人。
賛成

の部分は
日本に紹介されていない美味しいチョコはまだたくさんある のところ。。。ま ある意味当然な見解、、、日本に来ているチョコはその作り手またはオーナーが日本出展を承諾し(あるいはそれを狙い

)実現したお店。有名だろうが何だろうが、、、作り手(オーナー)が
大量生産を承諾したお店。だから OKしないところが日本には来てないのだから そりゃ まだまだフランスには美味しいチョコレート屋はた~~くさんあるわけです
極論をいえば 日本に来てないショコラ または来ていても現地で作っているショコラをフランスで食べるのが一番おいしいと思ってます

そして 反対部分は それを日本に紹介したい というところ
。彼女の場合は 紹介したい=日本で売りたい
(それが彼女の仕事) なんでもかんでも紹介せんでいい な~~んて思うわけです

こんなことを書くと「お前はしょっちゅうフランスへ行けるから 食べられるから言うんだ」って思う方が大半でしょう。確かに私は普通の方よりはフランスへ行く機会は多い。でも 毎回毎回 バイヤーでもあるまいし チョコを食べ歩いているわけにはいかないわけで、、、そういう仕事で行っているわけではないので。。。だから たとえフランスへ行く機会が多いからといって 美味しい日本に紹介されていないショコラをいつも食べられるわけでもない。
フランスの小さい街や村で家族で一生懸命ショコラを作っているフランス人に こんなに美味しいなら日本にも・・・とか言って話をしてくることに ちょっと抵抗があるのです。「そっとしとけよ」 って思うわけです。地元の人から美味しいショコラを奪うなとね。。。自分さえよければいいのか お金つめばなんとでもなるという日本人のおごりじゃないのかってね。
表面的には 家族経営のお店を応援したいと思っているとか うまいことはいえる(これは年の功) そして アーティストの心をくすぐるような巧みな言葉で契約に進む。その場を見ていていやな感じがした。 また それを承諾したあのショコラティエに対しても 「あ!そんなもんね 残念」と思っちゃいました。きっと 引き受けたことでいろんなリスクを背負う。。。
母娘でやっていたそのチョコレート屋さんはさすがにお母さんのほうはこの話を渋って断りかけた。しかし娘の方は(野心もあるだろうし 若さもある その分人生の経験はない。リスクを想像できない) そして作り手である娘が承諾したことで母は折れた。こんな光景をみると 複雑な心境になるわけです。
どうして こういうお店に対しては(なんでもかんでもにしないで)
日本のみなさん こんな素敵なチョコレート屋さんがフランスにありますから是非いかれてみては というだけにとどめられないのか・・・と思う。
TVで報道されていた中には このTV報道を利用していま以上に売り上げようと思っているチョコレート屋さんもあるかもしれない そういう人たちは このバイヤーと話をまとめていいと思うのですよ。
そして冒頭 彼女が言っていた、日本ってなんでもあるんですよ~~ちょっと海外で話題になったものが数か月後には日本に出店してますからね~~ って。 ちょっと自慢気に そういう仕事している人がいうのもなんか滑稽。
本当に美味しいものを食べに フランスへ行きましょう! じゃ ダメなんですかね・・・・
Mille Joies Planning

Mieko SATO