Salut,
ちょっと今回もフランスの旅をお休みして、、、
今、国立新美術館で行われている ラリック展に友人と行って来ました

6月中旬から8月上旬まで 会えなかったので、友人と積もる話に花が咲きました

ほとんど ラリック展は口実で、、、ずーっとしゃべってました

二人ともフランス関係の仕事なんで、話題が共通で、、、話はつきません。もちろんラリック展 良かったですよ

大盛況でしたし。
ラリック展の前に 館内にあるレストラン R でランチしました


ランチは予約ができないというので、開店する11時に合わせていくことに。おったまげました。11時すぎには もう長蛇の列

そんな並んで食べるほど美味しいのか と期待したのもつかの間。30分後には その期待は裏切られました

フランス人の有名シェフの名前がついているレストランが日本には数多くありますが、、、私はそういう所は全くといっていいほど興味なくというより 高すぎていけない

敢えて行こうとはしてませんでしたけど。(私の動物的なカンは当たってたようです) 今回はラリック展で国立新美術館に行くのでそれなら 話題のレストランでと思ったわけです。
昔のフランスの有名なシェフはとても頑固でフランスエスプリを漂わせ、「食べたきゃ フランスに来い。私はフランスにいる」ってね。 ある意味格好よかったんですよ・・・私はそういうフランス人気質が大好きでしたね

職人気質というか。自信があるからそういえる。ってね

でも 今はちょっと有名になると あっと言う間に日本に支店ができるんですね。ショコラティエもしかり。 日本人がもちかける話に ほ?いほい

エスプリより札束

が大事になったみたいで、あの古きよきフランスのエスプリはどこかへ行っちゃったのかと ちょっと寂しくなるわけです。
気難しくて 扱いづらいけど でも 1本筋が通っていて いい仕事するシェフは もうお目にかかれないのでしょうかね。時代とともに・・・ その始まりはかの有名な ア○○ ○○○○ あ?言っちゃった

本当のArtisanは金儲けなんて考えてない。そんな余裕ないですから。真剣な人に・・・だから名誉や財産を追いかけるようになったら もうArtisanではなく、商人Commercant ですね。商人が悪いと言っているのではないので。。誤解のないように

商人なのにArtisanの振りしているっつーのがいただけないのですわ。ま それを利用して金儲けしている日本人の存在は無視できませんが。ブランドに弱い日本人に同じ日本人がつけこんで お金の力で有名なレストランのシェフの名前でレストランを開く。ま 商売人(利益を追求している企業人)としては あっぱれ

ですがね。ちょっとね 寂しくなるのですね。フランス人の有名シェフの名前なんか掲げずとも 美味しいフレンチ(日本人シェフの) たっくさんあります。頑張ってますから・・・ね

今回もパリ滞在中、ミシュランの☆は取ってないけど 口コミで話題になっているというパリのレストランに友人と行って来ましたが、本当に美味しかったですね

私にとっては

がついているとかついてないとか 全く関係ないんですね。有名になると実際はそのシェフが作ってないし、(そんなとこ 腐るほどありますよ。ほとんど厨房が外国人・日本人も多い。仕事柄 実情を知ってますから・・・) 名前だけ出してその人が作ってないお料理を有難がって食べるってちょっとね

私はNon Merci です。もちろんフランスにはきちんとそのシェフが作っているレストランが数はそう多くはないけどあります

フランス人気質といえば、、、パリに昔ながらのカフェが消えつつあるのです。
スタバとマックがドンドン 増えて。これはとても嘆かわしいことだと。本当に今回は残念に思ったことが多々で。その上 このスタバはいつも大繁盛。もちろんマックも。それが パリジャン・パリジェンヌではなく 旅行者だと フランス人は言っているけど、、、、それも時間の問題でしょうね。

食って人間にとって大事な事だと思うのですね。その大事な分野が出来るだけ純粋で、まっすぐで高潔であって欲しいと願ってやみません。
Mille Joies Planning

Mieko SATO