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”フランス・イタリア”リピーターの方へ情報を発信するブログ。

コロナ新時代の提言

Bonjour

先週 山口周さんと齋藤幸平(経済思想家)と磯野真穂(医療人類学者)の3人がでていたNHKBS1の番組をみました。
なかなか 興味深い内容でした

その番組で紹介されていた本 ミヒャエル・エンデ著 モモ という本に惹かれ、、いま届くのを待っています
「時間」 がテーマのお話。 本書の副題は「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」。 小さな女の子であるモモが、灰色の男たちに奪われた時間を取り戻そうと奮闘する。 というもの。

もう読まれた方もいらっしゃるでしょう。かなり話題になった本のようです

あと いま気になっている本 「アフリカの子」 モモを読んだらつぎはこれ 緊急事態宣言下で時間あるのでいままで読めなかった本を読みます こういう時間も悪くない

Millejoies Planning
Mieko SATO



みんな おひとりさま

Bonsoir

先日 またまたメルカリで本をゲット
前から興味があった 日本のフェミニスト、社会学者の上野千鶴子氏。やっと彼女の本を読むことができました 
「みんな おひとりさま」という本です。 彼女の本で有名なのは 「おひとりさまの老後」なのかな・・・
 これは機会があったら読もうと思うけど、
この「みんな おひとりさま」 はとてもおもしろかったですよ

なによりも 未婚とか既婚 というのが婚姻を基準にしているからできた言葉だという指摘。確かに考えてみたらどうでもいいこと。
結婚することがそんなに大事な時代じゃなくなってきている現在は この先死語になるかも

最近 私もシングル(おひとりさま)であるがゆえにこうむったいや~~な出来事があったけど、シングルをバカにしているから起こりえたこと。いつかは みんなおひとりさま になるくせに。結婚してたって 子どもがいたって 一緒に死ねるわけじゃないし、また一緒に死にたいと思える相手じゃないのに一緒にいないといけない間柄になっているかもしれない。それはシングルでいるより不幸だと私などは思うのだけど。

もっとも彼女の本で 賛同しえたのは 女性はもし伴侶を失ったら よほどお金を持っている男性じゃなきゃ必要としない。それに対して男性は伴侶を失うと すぐにまた結婚したがる。これは男女で大きな違いだというのだ。まったく同感。
私の近くにも 奥さんを亡くしてもう見ていられないくらい悲しんでいた人が 何年も経たないうちに再婚した。
私は一度も結婚してなくて これからするかもしれないけれど たしかにこの年齢になると よほどお金がある人じゃなきゃ わざわざ介護を引き受けなければいけないというリスクがあるなか 結婚はしないでしょうね。 綺麗事じゃない。いままで自分の想う通りに生きてきて、シングルを満喫してきたのに、いままでの生活を上回るなにかがないと無理なものです。 ちょっとだけ遊ぶ相手にしても お金ない人は無理無理。ましてや結婚なら いわずもがな。
それがお金以上のなにかがあればそれは可能でしょうが・・・そんな人はもうとっくにだれかと一緒に生きているでしょうし。

おひとりさま はそんなに悪いものじゃないと思っているので、、、実際。 一人だからと軽んじられることもあるけれど。
そりゃ 全部いいってわけにはいきませんから。我慢しないといけないこともあるのです。パワハラ モラハラ があったり
自信過剰エロじじいに誘われたり 旦那がいたら 絶対誘わないでしょう。

ただ さいごはみんな「おひとりさま」になるのですよね
最近 おひとりさま が行きやすくなったところ沢山あります。旅館やホテルがもっとおひとりさまを考えてくれたらな~~と思います。

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貞観政要

Bonjour
ずーーーと 気になっていた本を先週手に入れて 一気に読みました。といってもそんなに厚くないので
NHKで今年の1月に放送された出口治明さん解説の貞観政要です。もう沢山の方がお読みになっているもので 私はちょっと出遅れた感じではありますが、、、出口治明さんとはツイッターで繋がらせていただいており、、、ほかの書物も読んでおりますが 本当に読んでてすっきりする。納得する

中国の歴史はもともと好きなので 今年になって時間ができたので項羽と劉邦を再度読み直したりして、これから三国志も読み直そうと思っていますが、、、全くしらない世界ではないので 貞観政要も抵抗なく。
とくに会社やもろもろ組織のリーダーをされている方は是非読まれることをお勧めします
私などは リーダーを諫める役の魏徴から学ぶこと大ですが 

ところどころ というか ほとんど全部か。。。政治家たちよ よく聞け と言いたくなるところばかり。
「無私に努め、諫言に耳を傾けよ。さすれば国はよく治まる」
真逆の日本政府 これじゃ コロナに勝てませんぞ。諫言に耳を傾けよ!です。
無私どころか 私腹を肥やし、諫言に耳を傾けるどころか排除 無視  これじゃよくなるどころか 地に落ちる。

あとは 組織でふんぞり返っている勘違い幹部にたいしても お前たちこそ これを読め と。
「リーダーに求められるもの、それは、相性が悪い人や嫌いな人、耳の痛いことを言う人の意見にこそ耳を傾け、それを正面から受け止める姿勢なのです。」
自分の好きな人やゴマすり上手な人の話ばかりを聞いていないか?  

来年から私も新たな仕事にチャレンジします。この貞観政要を何度も何度も読んで取り組んでいきたいと思います

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養生訓

Bonjour

たまたま 先日をみていたら 養生訓の話でした。みなさんもご存知の貝原益軒著の養生訓です
夫婦で旅したり、体にいい漢方を処方して奥さんに飲ませたり(更年期に) とにかく今の時代にぴったりなのではと思うものでした。
ちゃんと 養生訓を読んだことがなかった気がします。というわけで購入 

そしてこの貝原益軒には奥さんとの間に子供 はなかったんです。その時代、子供が産めない女の人は離縁されるのが常。今でもまだ結婚したら 普通に子供を産む という感覚は根付いているし、現に子供ができない夫婦は いろいろ手をつくして子供をもうけようとしますね。私の友人も ホルモン注射を打ったり 病院に通ったりしてました。結局 できなかったのですが、、、さすがにそれが理由で離婚にはなってませんが、、、今の時代でさえ、、、問題になることの一つ。
ほかの知り合いは 子供ができない 子供がほしくない という問題で 離婚している人もすくなくありません

本当に大好きな人と結婚した結果、残念ながらその人との間に子供ができなかったからといって 別れるという選択肢は私の中には絶対ないし、また相手がそういう人って考えにくかったのですが、以外にそうじゃないってことをいろんな人をみて驚いてます。子供ありきの結婚は私にはないので、、、こういう問題が理解できなかったのです。

それが 養生訓を読んで 貝原益軒もまた私と同じだったと感動したのです
それもあの時代にですよ。なんて頭の柔らかい人なのでしょうか・・・・ そしてそれほど奥さんを愛していたのかと感動しました
もし子供ができなければ できない生活をしていけばいいと。そして夫婦で全国を旅するわけです。いろいろな温泉に行って養生するわけです。草津も伊香保も行かれていました。九州の奥にも、、、、
体にいいものをとり、四季を感じる旅にでて、温泉に入り そして夫婦仲良い人生を送った。なんと素晴らしいシンプルライフか・・・自然に逆らわず。子供ができないというのもその夫婦にとっては自然なこと 意味があること 自然に反して子供をつくらない。。。なにかを今の時代に教えているかのような養生訓でした。シンプルライフ 文明が発達するとなかなか難しくなります。どうしても 力で欲望をかなえようとする。。。もう一度考えたいと思います。もちろん 食べ過ぎ 飲み過ぎ も自然に反した生活であることは明白です

すべてに意味がある、その意味を一つ一つ確認し、意味を活かしていきたいと思います

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良書

Bonjour

数日前に秩父の友人宅に遊びにいき、プロ級のランチ  を頂いてきたのですが(FBにて紹介)
その友人宅から帰るときに 友人から頂いた、、、「舟を編む」を帰りの電車で(1時間半乗っているので)読んできました。
皆さんはもうお読みになられましたか?

なぜこの「舟を編む」を渡されたかというと、、、今どきの日本語のことに話が及んで、、、辞書って あまりに言葉がどんどん新しく作られると また使い方が変化すると大変よね~~~って 話からでした。

とにかくお料理が上手で彼女の甥っ子や姪っ子に食べさせたりするらしいのですが、 その若い子が彼女の料理を食べて
「これやばくない?」 とか やべ~~~ とかいうと 最初は まずいってことなのか と心配したそうで、、、かなり笑えますが 彼女曰く やばいほどうまいとか 言ってくれないとわからない って。 でも それは無理ですよね
今や 「まじ」 「やばい」 はたまた 「まじ やばい」 とかで会話は成り立つのです。ちょっと面白いけど ちょっそ残念でもありますね

やまと言葉が美しいというその彼女にとっては 「まじ やばい」は受け入れられるはずもなく・・・
彼女は「ごきげんよう さようなら」 を普通に使いますが、、、「さようなら」もうほとんど死語に近い なんて話をしてたので 「舟を編む」を渡されたわけです。

そして次の日の昨日、、、16日芥川賞が発表され なんと 又吉さんが受賞されたと 本当にすごいですね。彼の読書量は半端じゃないようで、本を愛しているのが インタビューでよくわかりました
最近は 良書に触れる機会がインターネットの普及で激減してますが、、、やはり 良書に触れることは大事ですね

私も努めて本に触れていこうと思います。

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